2009年05月03日

●「ズーノーシス(Zoonosis)」の基礎知識6 end

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初めて聞く人はもちろん、知っている人は確認の意味を込めて読んでいただければと思います。

愛犬にも人にも感染する病気:人畜共通感染症のことをいいます。

世界には、様々な人と動物の共通の伝染病が存在し、時々マスコミにも大きく取り上げられています。

いたずらに大騒ぎするのは動物にとっても人にとっても不幸なことですが、どんな病気があるのか、どうしたら予防で防げるのかを知っておくことは大切なことです。

●エキノコックス症● 

寄生虫感染症キタキツネやイヌなどに寄生し、人に感染すると重い肝障害を起こすズーノーシス。
ムツゴロウ王国が東京に移動する話題で、反対派の一番の理由となったのが、このエキノコックスでした症(北海道に多いため)。
人に感染すると、5〜15年の潜伏期間を経て、肝機能障害が進みます。
放置すると90%以上が死亡してしまうという恐ろしい病気です。

〔主な感染動物〕キツネ(特にキタキツネ)・イヌ

〔感染経路〕 経口感染:感染動物の便に含まれる虫卵を口に入れてしまうことで感染。

〔病原体〕多包条虫

〔予防方法〕 
(1)イヌの定期的な健康診断と駆虫 
(2)イヌを放し飼いにしない。 
(3)流行地域では、徘徊犬やキタキツネとの接触を避ける。

●ネコひっかき病● 細菌・真菌感染症      

その名の通り、ネコに咬まれたりひっかかれたりした後に発症するズーノーシス。
しかし実際はネコだけでなく、イヌによる咬傷やノミに刺されることによっても感染するので注意が必要です。
感染すると、数日から2週間ほどの潜伏期間のあと、発熱、疼痛、リンパ節の腫脹が現れます。
まれに脳症を起こすこともあるので、心当たりがあれば放置せず、ちゃんと病院(人の)で見てもらってください。

〔主な感染動物〕イヌ・ネコ

〔感染経路〕 経皮感染:感染したネコやイヌによる咬傷やノミによる咬刺により感染

〔病原体〕バルトネラ菌

〔予防方法〕 
(1)イヌ・ネコの定期的なノミ予防 
(2)イヌ・ネコの爪は常に短く切っておく 
(3)引っかかれたり咬まれたりしないように 
(4)室内飼育が理想的

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●「ズーノーシス(Zoonosis)」の基礎知識5

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初めて聞く人はもちろん、知っている人は確認の意味を込めて読んでいただければと思います。

愛犬にも人にも感染する病気:人畜共通感染症のことをいいます。

世界には、様々な人と動物の共通の伝染病が存在し、時々マスコミにも大きく取り上げられています。

いたずらに大騒ぎするのは動物にとっても人にとっても不幸なことですが、どんな病気があるのか、どうしたら予防で防げるのかを知っておくことは大切なことです。

●オウム病● クラミジア感染症

「トリ病」「ハト病」とも呼ばれ、主に鳥類から感染するズーノーシス。
特にセキセイインコや文鳥などのペットの鳥に、口移しでエサを与えている人は感染の危険性があるので要注意です。
ペット自身は感染していても発症しないことが多いのですが、人に感染すると、高熱を伴う激しい頭痛や全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛などの症状が現れます。

〔主な感染動物〕鳥類・イヌ・ネコ・野生動物 など

〔感染経路〕 飛沫・経口感染:感染した鳥の羽毛や鼻汁、乾燥した排泄物の吸引などから 感染

〔病原体〕オウム病クラミジア

〔予防方法〕
(1)鳥の定期的な健康診断。 
(2)鳥を飼い始めたら、抗生剤の混餌による予防。 
(3)飼育セットは常に清潔に。粉末排泄物を吸引しないように。 
(4)口移しで餌を与えない。

●ウエストナイル熱● ウイルス感染症

1999年に突如としてニューヨークで発生し、日本でも一時期話題になった、蚊が媒介して感染するズーノーシス(人と動物の共通の病気)。
実際に日本での発症報告はまだありませんが、輸入大国である日本は蚊が侵入しやすく注意が必要です。
発症すると、急激な熱性疾患を起こし、まれに脳炎を起こすこともあります。

〔主な感染動物〕 鳥類とくに野鳥・哺乳類

〔感染経路〕  経皮感染:感染動物の血を吸った蚊が媒介し、蚊に刺されることによって感染。

〔病原体〕ウエストナイルウイルス

〔予防方法〕
(1)流行地域への渡航は注意。
(2)蚊に刺されないように。肌の露出を避ける。
(3)鳥が大量死した場合、保健所に届け出をし、死骸には触れない。
また周囲の蚊にも注意。

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●「ズーノーシス(Zoonosis)」の基礎知識4

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初めて聞く人はもちろん、知っている人は確認の意味を込めて読んでいただければと思います。

愛犬にも人にも感染する病気:人畜共通感染症のことをいいます。

世界には、様々な人と動物の共通の伝染病が存在し、時々マスコミにも大きく取り上げられています。

いたずらに大騒ぎするのは動物にとっても人にとっても不幸なことですが、どんな病気があるのか、どうしたら予防で防げるのかを知っておくことは大切なことです。

●ノミ刺咬症●

 寄生虫感染症ご存知の通り、ノミ刺咬症は最もよく見られるズーノーシス(人と動物の共通の病気)のひとつ。
もちろん人にもうつり、かなり強いかゆみを引き起こします。
そのうえノミはただ単に痒いだけではなく、瓜実条虫やネコひっかき病の原因菌を媒介するので油断は禁物です。
ペットのノミによって汚染された環境から直接感染することが多く、一度、生活環境内にノミが入り込むと爆発的に繁殖して増えるので要注意。
ノミを持ち込まないよう徹底した予防が大切です。

〔主な感染動物〕イヌ・ネコ・小動物哺乳類 など

〔感染経路〕接触感染

〔病原体〕ネコノミ・イヌノミ

〔予防方法〕 
(1)ペットの1年を通じたノミ予防。 
(2)環境内のノミの駆除 
(3)卵やサナギに関しては、常に室内を掃除機でなるだけ清潔に保つ。
  (卵やサナギにも効くノミ予防薬もあります)

●皮膚糸状菌症●

細菌・真菌感染症白癬とも呼ばれる真菌症の一種で、皮膚にカビが感染するズーノーシス。
免疫力が低下していたり、皮膚疾患のある人は特に感染しやすいようです。
感染部位としては、頭部や顔、体の露出部に多発します。
頭部白癬は「しらくも」と呼ばれ、円〜楕円形の黄白色ないし灰白色の紅斑や脱毛斑が現れます。
体の白癬は「ぜにたむし」と呼ばれ、境界がはっきりした環状の皮疹が現れます。
かゆみはほとんど伴いませんが、全身に広がるため注意が必要です。

〔主な感染動物〕イヌ・ネコ・小動物哺乳類 など

〔感染経路〕接触感染

〔病原体〕皮膚糸状菌(白癬菌)

〔予防方法〕  
(1)ペットの小屋や寝床は常に清潔に。 
(2)感染した人や動物との直接接触に注意。 
(3)定期的にペットの皮膚検査を!

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●「ズーノーシス(Zoonosis)」の基礎知識3

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初めて聞く人はもちろん、知っている人は確認の意味を込めて読んでいただければと思います。

愛犬にも人にも感染する病気:人畜共通感染症のことをいいます。

世界には、様々な人と動物の共通の伝染病が存在し、時々マスコミにも大きく取り上げられています。

いたずらに大騒ぎするのは動物にとっても人にとっても不幸なことですが、どんな病気があるのか、どうしたら予防で防げるのかを知っておくことは大切なことです。

●トキソプラズマ症● 原虫感染症

トキソプラズマという原虫によって起こる病気です。
感染した猫の糞便中に排出されるオーシストから感染するといわれますが、実際はほとんどの人は猫からではなく、生肉(牛・豚など)や生乳から感染することが多いようです。
症状としては、成人の場合はほとんどが無症状です。
抗体を持たない女性が、妊娠中に初めて感染した場合のみ、感染者の0.1%というわずかな確率で胎児に影響を及ぼすとされています。
必要以上に怖がらず、対処法を把握することが大切です。
また妊婦さんは各病院で抗体検査が可能ですので、気になる人は一度調べておくと安心です。
〔主な感染動物〕ネコ
〔感染経路〕経口感染
〔病原体〕トキソプラズマ〔予防方法〕 
(1)生肉をなるべく食さない。 
(2)ネコのトイレは常に清潔にする。時々は熱湯消毒を。 
(3)室内飼育が理想的。 
(4)ネコの定期的な健康チェックと予防剤の投与。

●パスツレラ症● 細菌・真菌感染症

イヌの約75%、ネコの約90%以上が口腔内の常在菌としてもつパスツレラ菌が、人の体内に入って起こる病気です。
お年寄りや幼児など抵抗力の弱い人が発症する日和見感染が多いようです。
症状としては、風邪や肺炎のような呼吸器系関連の症状と、皮膚化膿症などの皮膚科関連の症状があります。
ペットの原因菌保有率が高いため、実は最も注意しなければならない感染症の1つでもあります。
〔主な感染動物〕イヌ・ネコ・鳥類 など
〔感染経路〕経口・経皮感染:外傷や過剰なスキンシップにより感染
〔病原体〕パスツレラ属菌〔予防方法〕 
(1)動物に触れた後は手洗いとうがいを。 
(2)口移しなどは避ける。 
(3)犬・猫の爪はこまめに切っておく。 
(4)定期的な口腔内のチェックを!歯石にも要注意!

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●「ズーノーシス(Zoonosis)」の基礎知識2

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初めて聞く人はもちろん、知っている人は確認の意味を込めて読んでいただければと思います。

愛犬にも人にも感染する病気:人畜共通感染症のことをいいます。

世界には、様々な人と動物の共通の伝染病が存在し、時々マスコミにも大きく取り上げられています。

いたずらに大騒ぎするのは動物にとっても人にとっても不幸なことですが、どんな病気があるのか、どうしたら予防で防げるのかを知っておくことは大切なことです。

犬と共生している人にはとても身近な病気である回虫症と、Q熱についてです。

●犬・猫回虫症●

寄生虫感染症

以前、"公園の砂場が虫卵に汚染されている。"として話題になったズーノーシスの回虫症。

人の体内では成虫になれず、体内を移行し、幼虫移行症を引き起こします。

主に眼に症状が出る「眼移行型」と「内臓移行型」に分けることができ、幼虫が侵入する臓器によって症状は異なります。

仔犬や仔猫ではよくみられる病気で、駆虫薬によって治療できますが、万が一人に感染した場合は治療が難しいため、日頃から予防することが大切です。

〔主な感染動物〕イヌ・ネコ・鳥類・野生動物など

〔感染経路〕 経口感染:感染動物の便に含まれる虫卵を口に入れてしまうことで感染。

〔病原体〕犬回虫・猫回虫〔予防方法〕 
(1)ペットの定期的な駆虫。 
(2)動物と遊んだ後はしっかり手洗いを。 
(3)泥遊びや砂遊びの後も手洗いを忘れずに。 
(4)環境を清潔に。

●Q熱● 

細菌・真菌感染症細菌の感染によって起こるズーノーシスのひとつ。

世界中で広く発生しており、年々増加傾向にある感染症です。

Q熱の「Q」は疑問符を意味するQで、その原因がなかなか突き止められなかったことからついた名称。

感染したペット自身はほとんど症状を示しませんが、人に感染すると、発熱・頭痛・悪寒・筋肉痛・疲労感などインフルエンザ様の症状が現れます。

〔主な感染動物〕 イヌ・ネコ・ウシ・ヒツジ・ヤギ・カラス・キツネ・サル など

〔感染経路〕 吸入感染:感染ペットの排泄物や分娩の際の胎盤や乳汁などから病原体を吸引することにより感染。
また感染家畜の生乳や乳肉製品を食べることでも感染。

〔病原体〕コクシエラ・バーネッティ菌〔予防方法〕 
(1)動物と遊んだ後はしっかり手洗いを。 
(2)環境を清潔に。 
(3)室内飼育が理想的。

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